企画室

1990年にスタートしたプランニング部門。これまで数多くのディスプレイイベントや、参加体験型イベントを企画・ご提案してきました。なかでも1993年、夏に開催した『氷の公園』は、私たちが目指す方向性を発見した企画となりました。それは、福岡の子ども達と雪を見た事のないアジアの子どもたちへプレゼントを贈ろうと、多方面の方々からお力添えを頂きながら紋別市に着漂する流氷を採集・運搬し、100トン余りの氷で滑り台や雪の山をつくるという夢のような企画でした。流氷や氷の山に触れて遊ぶ子どもたちの表情は輝き、満面の笑みを浮かべるその姿は「シンプル」な事象こそが最も面白く、子どもたちの五感を刺激する大切な遊びのプログラムだと気付かせてくれました。
今、子どもたちを取り巻く環境は刻々と変わってきています。多様化する遊びの「質」と「量」は、子どもたちにとって喜びと同等以上のストレスを与えることもあります。日常から減少していく遊び場は、親子間・世代間交流と社会性の機会をなくしていきます。それは子どもたちだけの問題ではなく、子育て世代全般の社会的課題です。今私たちができる事は何か。それは「未来を担う子どもたち」が、思いきり五感をつかって遊び、交流を通して学べるプログラムを企画・実践し、多くの子どもたちに届ける事だと考えています。

これまでの主な実績

参加体験型
イベント・ワークショップ

遊び心や五感を通してものづくりや自然現象、科学的な原理を体験し、様々な不思議や驚き、子どもたちの好奇心を育むイベントが求められています。私たちは地元の科学者や職人と連携し、ハンズ・オン(参加体験型)の手法を模索しながら、新しいイベントやワークショップの創造と、「発見」するよろこびを提案し続けたいと考えています。

『岩井俊雄 映像インスタレーション展 マシーン・フォ・トリニティー』~三菱地所アルティアム
『音連れるもの 松本利則インスタレーション展』~西日本鉄道・ソラリア
『参加体験型展覧会 メビウスの卵展』(1995ー1998)~西部ガスミュージアム
『タッチング・プール 触れてみよう!海辺の生き物展』~西部ガスミュージアム
『色彩のワンダーランド』~西部ガスミュージアム
『子どものアトリエ ピカソになりたい』~西部ガスミュージアム
『手で考えるおもちゃの世界』~西部ガスミュージアム
『移動する科学公園』~西部ガスミュージアム
『福岡アジア美術館開設準備企画 ホセ・ラマダ 千人の竹の響き』~福岡アジア美術館
『アジア楽市楽座 Asian Art Festibal 2000ー2005』~福岡アジア美術館
『博多港開港100周年記念事業 氷の世界』~福岡市
『氷の公園』~福岡市/紋別市/西日本新聞社/FM福岡
『博物館 夏休み 親と子のワークショップ 1997ー2019』~福岡市博物館
『博物館 おとなのためのワークショップ 2010ー2019』~福岡市博物館
『Sora Project』
『広川チルドレンズパーク』~広川町
『ヒロカワ ハコボックス プロジェクト』~広川町
など

自然・環境・地域づくり

人と人、人とモノ、人と空間、人と環境の関わり方が、急速に変化しています。持続的な、しかもよりよい共生関係を創造するために、それぞれの地域や空間に適した規模で環境形成の更新が求められています。もう一度、私たちの身近な地域、海辺や里山、そして郷土に暮らす人々の営みに目を向けて、かけがえのない“つながり”を発見していきます。

『ふくよかな地域づくり研究会』~視察国:アイルランド、デンマーク、ドイツ
『「里山物語」ハイビジョン記録映像の上映&シンポジウム』
 ~福岡の里山物語をはじめよう・VOW OFFICE Inc. 主催
『西区ふれあいの森 基本構想』~福岡市
『西区まちづくりフォーラム&郷土芸能祭』~福岡市
『おおのじょう里山プロジェクト』(アドバイザー)
『広川町地域づくり』(アドバイザー)
など

アート&サイエンス

20世紀、科学技術は急速な発展を遂げました。しかしその一方で芸術や文化は、かならずしもそのスピードにはついていきませんでした。このアンバランスは修正されていません。サイエンス(自然科学)とアート(芸術)の融合=多様な自然現象へのまなざしには、文化を発展させる可能性があると考えています。

『水がつくりだす不思議な世界』~イトーキ
『水辺の情景写真展』~福岡ウォーターフロント研究会
『潮流音場 タイド・サウンド』~FM福岡GAYA
『クライオ・フェノメナ 極低温の世界 野村 仁展』~三菱地所アルティアム
『湖氷・沈黙の氷原展』~FM福岡GAYA
『コズミック・スパイラル 宇宙から観た地球』~西日本鉄道・ソラリア
『地球の年齢 鉱物と化石展』~西部ガスミュージアム
など

ディスプレイ・イベント

商業施設などのアトリウム、共用スペースをつかったエキシビジョン・ディスプレイ。テーマは日本の風土に根差した時間、空間、季節のうつろい、二十四節気、しつらいなどのシリーズや、水、音そのもの、また空間の深さを活かした静的な(動き始める瞬間)空間構成も特色です。

『水琴窟と音の彫刻展』、『水のない水族館 アクアリウム・ガーデン』、『地球のしずく』
 ~イムズアトリウム・ガーデン
『ガイアフォーラム』~イムズ
『イムズ誕生祭 九州宝島展』~イムズ
『SOUNDSCAPE 都市の音を聴け』~ミュージアム・シティ・天神
『当世ジャパニーズ事情シリーズ』(タイム・トリッパー天神の過去・現在・未来 音源の制作)、
 (結わいのコスモロジー)、(晴れの日の彩り)、(字)、(過剰な祀りのコスモロジー)、
 (密やかな意識の記憶)~西日本鉄道/ソラリア
など

映像/デジタルコンテンツ

大きなスクリーンで、周囲の観客と体験を共有しながら観る映画は、現代の多様な映像体験の中で最も基礎的なものであると同時に、最も応用性の高い視覚体験をもたらすものです。優れた映画を生み出す力が持つ意味は、今もそして将来にわたっても重要です。私たちは公的な機関とも連携しながら、今生まれつつある映像、また過去につくられた膨大な数の映像にも、新たな価値と光をあたえることを提案したいと考えています。

■上映企画
『国際フィルムアーカイブ加盟記念特別企画 巨匠たちの幻の映画』~福岡市総合図書館
『ブルース・リーを撮った男 カメラマン西本正』
 ~文化庁/福岡市/福岡市教育委員会/第19回国民文化祭福岡市実行委員会
『特別企画 博多、映画100年祭』~福岡市総合図書館
『アジアフォーカス・福岡映画祭 日本映画の未来形』~福岡市/アジアフォーカス
『映画上映企画 日本アニメーション史 1924-1962』
 ~福岡市美術館/北海道立美術館/名古屋美術館、他全国8館で巡回上映
『BACK TO THE MOVIES 福岡市の映画と映画館100年の歩み展』~イムズ
『アジア映画の祭典 連続対談 日本・香港映画交流の現場』
 ~文化庁/福岡市/福岡市教育委員会/第19回国民文化祭福岡市実行委員会

■制作
『国立大学法人 九州大学全学教育科目履修解説DVD 2007-2012』~国立大学法人 九州大学
『21世紀プログラム デジタル・コンテンツ』~国立大学法人 九州大学
『山形国際ドキュメンタリー映画祭 YAMAGATA NEWSREEL!』
 ~山形市/山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
『映像ライブラリー タイトルロール』~福岡市総合図書館
『立体ゾートロープ』~西部ガスミュージアム

■ワークショップ
『親子のためのデジタル編集講座2001-2004』~福岡市総合図書館
『筥松のまちづくりをアニメで表現』~筥松まちづくり協議会

■プロモーション
『第19回国民文化祭 つなぐ!ひとまちアートフェス』
 ~文化庁/福岡県/春日市/第19回国民文化祭福岡県実行委員会
『学校紹介ビデオ』~福岡県立筑前高等学校
『卵のはなし』~グリーンコープ
など

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